吃音を改善しようと思ったとき、
多くの方はまず
「話し方を変えよう」
と考えるのではないでしょうか。
しかし実は、この考え方が
逆に吃音を苦しくしてしまうこともあります。
なぜそのようなことが起きるのでしょうか。
その理由について、
この記事でお話ししていきます📖

吃音で悩んでいる人ほど努力している
吃音で悩んでいる方の多くは、
とても真面目な方です。
だからこそ
「どうにかして改善したい」
と思い、さまざまな方法を試してきたのではないでしょうか。
例えば
- 発声練習
- 滑舌トレーニング
- 呼吸法
- ゆっくり話す練習
こうした努力を
してきた方も多いと思います。
しかしここで、
一つ大切なことをお伝えしたいのです。
それは
吃音を「治そう」とするほど
苦しくなることがある
ということです。
これは少し意外に感じるかもしれません。
しかし実際には、
この考え方が
吃音を強くしてしまうこともあるのです。
今回はその理由について、
順番に説明していきます。

なぜ「治そう」とすると苦しくなるのか
吃音を改善しようとするとき、
多くの方はこう考えます。
- 「どもらないように話さないと」
- 「ちゃんと話さないと」
- 「スムーズに話さないと」
この考え自体は、
決して悪いものではありません。
むしろ自然な発想です。
しかし、ここに一つ問題があります。
それは
「どもってはいけない」
というプレッシャーが生まれてしまうことです。
人は
「失敗するな」
と思うほど、
失敗を意識してしまいます。
例えば
「赤い車を思い浮かべないでください」
と言われたら、
多くの人は
赤い車🚗
を思い浮かべてしまいます。
これは人間の
自然な心の反応です。
吃音でも同じことが起きます。
「どもらないように」
と意識するほど、
頭の中は
どもること
でいっぱいになります。
すると身体が緊張し、
言葉が出にくくなります。
つまり
「どもるな」という意識が
逆にどもりを強くしてしまう
ことがあるのです。

吃音を悪化させる3つの行動
吃音に悩む方の多くが、
知らないうちにしてしまう行動があります。
それは次の3つです。
① 過剰な自己監視
② 回避行動
③ 完璧主義
これらは、
吃音を強くしてしまう原因になることがあります。
順番に説明します。
① 過剰な自己監視
吃音で悩んでいる方は、
話すときに
自分の話し方
を強く意識していることが多いです。
例えば
- 「今スムーズに話せているだろうか」
- 「詰まりそうになっていないだろうか」
- 「変に思われていないだろうか」
このように
自分を観察しながら話してしまいます。
しかしこの状態では
会話そのものに集中できません。
スポーツでも同じです。
「フォームを間違えないように」
と意識しすぎると、
身体が固くなってしまいます。
話すことも、
それと似ています。
② 回避行動
吃音で悩んでいると、
「この場面は避けたい」
と思うことが増えていきます。
例えば
- 電話を避ける
- 注文を避ける
- 自己紹介を避ける
- 人前で話す機会を避ける
最初は
「今日はやめておこう」
という小さな回避かもしれません。
しかしそれが積み重なると、
人は
「自分は話せない人間だ」
と思い込みやすくなります。
すると
話す場面そのものが
どんどん怖くなってしまいます。
③ 完璧主義
吃音で悩んでいる方の多くは
とても真面目です。
だからこそ
「ちゃんと話さないと」
と思ってしまいます。
しかし会話というものは
もともと
完璧なものではありません。
普通の人でも
- 言い間違える
- 言葉に詰まる
- 言い直す
こうしたことは
日常的に起きています。
しかし吃音で悩む方は
その小さなミスを
大きな失敗
として受け取ってしまうことがあります。
その結果、
話すこと自体が
怖くなってしまうのです。

私自身の経験
私も昔は
「どもらないように」
と強く意識していました。
特に高校の頃、
人前で話すときは
頭の中で
こんなことを考えていました。
- 「詰まるな」
- 「早く言わないと」
- 「変に思われたらどうしよう」
しかし結果は、
いつも同じでした。
余計に詰まってしまうのです。
そしてそのあと、
一日中その瞬間を思い出していました。
- 「なんであんな言い方をしたんだろう」
- 「また失敗してしまった」
そんなことを
考え続けていました。
しかし後になって
気づいたことがあります。
それは
どもらないようにすることに
意識を向けるほど
吃音は強くなっていた
ということです。

吃音との向き合い方
では、どうすればよいのでしょうか。
ここで大切なのは
吃音を無理に消そうとしないこと
です。
もちろん
「楽に話せるようになりたい」
と思うことは
とても自然なことです。
しかし
「どもってはいけない」
と思うほど、
話すことは苦しくなります。
だからこそ大切なのは
吃音との関係を変えること
です。
つまり
「どもらないようにする」
のではなく
「どもっても大丈夫」
という状態を作ることです。
この考え方が、
吃音との向き合い方を
少し変えてくれることがあります。
まとめ
今回の内容をまとめます。
吃音で悩んでいる方の多くは
- 発声練習
- 滑舌トレーニング
- 呼吸法
などを試してきたかもしれません。
しかし
「どもらないように」
と強く意識するほど
- 自己監視
- 回避行動
- 完璧主義
が強くなり、
吃音が苦しくなることもあります。
だからこそ大切なのは
吃音を無理に消そうとすることではなく
吃音との関係を変えること
です。
次のLINEでは
私が実際に行ってきた
吃音が楽になる考え方
についてお話しします📩
これは、私自身が
少しずつ変わっていくきっかけになった
大切な考え方です。
もし興味があれば、
ぜひ読んでみてください。

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